プラチナデータ   (東野圭吾著)‏ [小説]

いったい東野氏の頭の中はどうなっているのだろう。

今回のテーマは「徹底的に合理的な操作手法をする人物が、その方法によって自分自身を犯人だと断定せざるを得ない状況に陥ったらどうなるか」

物語が進むにつれて「あ~この方法があったか」と思うのだが、東野氏はそんなに単純ではない。

さらにその先に「仕掛け」が待っている。

今回は上記のテーマに中に遺伝子、しいては政府や官僚の関係する陰謀まで絡んでくるのだ。

単行本としては結構分厚い(約500ページ)方だと思うが、やはり一気に読んでしまった。

ちなみに今回、帰国中誰かと本の話をしていたときに「東野圭吾は最後が暗いので敬遠する人も意外といる」という話を聞いた。

もともと、かなり暗い、心が病んでる系が好きな自分にとっては東野氏の本がどこか暗いとは思ったこともなかったが。

どちらにしても氏の人気は間違いなく、この本も2013年映画化されるそうだ。

彼の本の映画化率がものすごく高いのもわかる気がする。

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