どれくらいの愛情   (白石一文著) [小説]

大人の恋の短編集。


表題作はなかなか面白く、考えさせられる部分も多くあった。

「たとえどんなに辛いことが自分や自分の周りに起きたとしても、それでも心のエネルギーを失ってはならないし、むしろそう言う時こそ普段以上に元気を出さなければいけない。辛い時こそ外に出て太陽の光を浴びる様にする」

辛いことがあろうがなかろうが、昔から太陽を浴びるのはものすごく好きである。

今でも、天気がいいと家の中にいることにイライラしてくる。

人間も光合成が必要、と言うのが持論。

なので、この意見に賛成。

「自分だけの才能を見つけ出す為には、自分にないものを持っている人を羨まないこと。周囲の人を見回して自分もああなりたいとかああしたいとか、逆に自分にはとても出来ないと自信を失ったりするようなことは馬鹿げている」

これは難しい。

自分にないものを持っている人はどんな人であれ羨ましく思ってしまう。

成功している人はもちろんのこと、自由に生きてる人、うまく生きてる人、時には人を傷つけてなんとも思わない人も。

まだまだ人間が出来ていないということか。

ちなみにこの短編集は博多が舞台。
奇妙な縁と言うかなんと言うか・・・・


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