スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン [ビジネス]

目からうろこである。

最近プレゼンの機会が多く、また今回の日本帰国で何件かプレゼンする機会が決まっていた為、帰国前から読み始め最終的には日本へ向かう機上で読み終えた。
と、いうのもメモを取る部分が非常に多かったのである。
非常に読みやすい文体にも関わらずである。

実際に読み終えた後、この本に書かれている内容に沿って、機内で各プレゼンに1枚スライドを付け加えた。
最初にこの1枚を付け加えることでのお客様へのImpactは強く、おかげで一気に興味を持っていただけたのではないかと思う。

この本の構成もジョブズのプレゼンに沿って、大きく3幕構成となっている。
1.ストーリーをつくる
2.体験を提供する
3.仕上げと練習

そして各「幕」がいくつかの「シーン」に分かれていると言うわけだ。

中で面白いなと思ったものの1つは、実際に今回は使用してはいないが“3幕・仕上げと練習”の中のシーンで「想定した質問をバケツに入れる」と言うもの。
これは多くの政治家なども使っている方法なのだが、想定される質問をいくつかのカテゴリーに分けてしまい(つまりバケツに入れる)、1つのカテゴリー(バケツ)に1つの回答を用意するというもので、7つも用意すればほとんどの質問に対応できるのだそうだ。
例えば「価格」というバケツを決めれば、想定される質問が「値段が10%他社より高い」という質問であっても、「現在のマーケットをどう考えるか」であっても、「ライバル社が同価格で新しい商品を発表した」であっても、相手の質問の詳細にとらわれず、すべて「価格」というキーワードに置き換えて用意した1つの回答をすればいいということだそう。

こういった「なるほど」と思うものから、「略語・業界用語を使わない」と言うごく当たり前のものも含め、何度も読み返して頭に叩き込みたいと思った。
(予断だが、「略語・業界用語を使わない」というのは当たり前だと誰もが思うのだが、実際はものすごく使われているように思う。TVに出るような著名人を含めて)

ちなみに今回機内で加えたのは「3点ルール」というもの。

そういえば、この会社に入って「こんなに頭の切れるドイツ人は会ったことがない」という人と出会ったのだが、昨年末に彼と訪問する顧客のプレゼンに関して話を詰めていたところ、何度かこの「3点ルール」に沿うことを言っていた。
他にもこの本に書いてある内容で重なる部分がいくつかあり、読み進めながら「あっ、彼もこの本読んだな?」とニヤッとしてしまった。
今度ぜひ聞いてみよう。

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