ゴッドファーザー 上下   (マリオ・プーヅォ著) [小説]

この本は、自分の中で「バイブル」の1つとして何度か読み返してきた。

今回シチリアへ行くに当たり、やはり再度読み直すことにした。
他のいくつかの本(プラハの春やベルリンの秋)と同様、以前日本で読んでいたものを現地で読めるというのは幸せだと思う。

この本は映画化もされ、全世界でベストセラーとなり、あまりにも有名なので内容を今さら説明するまでもないが、やはり何度読んでも面白い。

住む世界は特殊ではあるが、人の生き様という点では共通する点も多く、やはり「バイブル」であることにも変わりない。

また、学生の頃はあまり気付いていなかったが、かなりビジネスに通ずる部分もあるのではないだろうか。

どの様に人を信じ、どの様に無償で与えるか。
その結果として必要な時や、困った時に相手が喜んで(ここが大事)手を貸してくれるか。
また寡黙と雄弁の使い分けなど。

読みながら思い出したのだが、昔この本の影響でマフィアというものに興味を持ち、いろいろ調べた記憶がある。
マフィア関連のドキュメンタリーや本もかなり読んだと思う。
シカゴの暗黒街に日本人のドンがいたことも知ってたりする。

おかげで、何故かマフィアに詳しかったりするのだが、そのせいでシチリアでは田舎で人癖ありそうな人に会うと「もしかしてマフィア?」って思ったり、パレルモの悪そうな若者は「これはマフィアと言うより伝統を守らないチンピラだな」とか勝手に想像が走ってしまった。

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