イチロー式 集中力   (児玉光雄著) [その他]

この本を本屋で見て買った理由はただ1つ。

裏表紙の説明にあった「本番は準備の確認にすぎない」という言葉。
これはすごいと思う。
確かにそういう考え方が出来ればイチローの様にプレッシャーを楽しむということが出来るのも納得できる。

つまりそれまでの準備をいかにきちんとやるかがすべてということになる。

ビジネスシーンに置き換えてみるといかにそれが出来ていないことか。。。

その他、本書に書かれていることは基本的に意識・認識していること(但し、出来ているかどうかは別問題である)だが、以下の点が気になった。

* 疑問に思ったこと
「整理整頓をする」「整理整頓の状態はその人の頭の中の構造もあらわす」

- これは以前他の感想でも書いたが、ビジネススクール的発想だと思う。
混沌の中から何かを見出すこともあるだろうし、そこまで行かなくても、その人がやりやすいようになっていればそれでよい、というのが個人的意見。

** これは出来てない、と反省したこと
「感情をコントロールする」
「人の評価にまどわされない」
「結果に一喜一憂しない」

どれも出来ていない。わかってはいるんだけどね。
”人間だもの”などと言ってみても言い訳に過ぎないな・・・

*** 新鮮に感じたこと
① 「不要なものを捨てる」

これは特に日本人は知識や技術をどんどん「付け加えていく」ことが良しとされているが、
イチローは“自分が持っているものからマイナスしていく”という考えだそうだ。
これは英語の Unlearn=知識のぜい肉を取り除く という発想から。

確かに忙しいといいつつ、無駄な仕事、もしくは本当に今必要かどうかわからない仕事に時間を費やし、すべてが中途半端になることは多々あるような気がする。

② 「コントロールできない要素を排除する」

重要なのは自分でコントロール出来ないことや結果に不平不満を言うのではなく、今自分にできることに意識を注ぎ、常にメンタルをコントロールしていくこと。

確かに仕事にしてもプライベートにしても自分でコントロール出来ないことにより意識を置いて、「今、何が出来るか」ということはおろそかになっている気がする。


しかし、イチローはなぜこういう考え方が出来るようになったのだろう。
確かに、すべてこの通りやっていればあの活躍も当然の様な気がするが、誰にでも出来ることではない。
そこに至るメンタル面のプロセスが知りたいと思った。

さて、いくつかある中で、結構いつも意識しているのに「そういえば今やってないな」ということがあった。
「宣言効果を活用する」というやつである。
自分では「有言実行」という言葉を使っているが、誰かに「こうする」という目標を言って自分にプレッシャーをかける、というやつである。
早速、実行しようと思う。
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