日本を創った12人<後編>  堺屋太一著 [その他]

石田三成は関が原の戦いの名プロデューサーだったが、位が低いこと、資金がないことなどから実際の戦になると、反徳川勢力をうまくまとめられなかったそうだ。
そう言えば大河でも「自分はあほになりきれない」というセリフがあった。
頭はよかったが仕えた秀吉程の人徳はなかったのだろう。
今の会社は外資系だが、やはり社内のネットワーク、コネクションは重要だと思う。
いくら期待値以上の仕事をしようが、あくまで兵隊もしくはよくて幹部、殿様を動かす側近ではない。
そう考えると身につまされる。
今グローバルの本社に近いところにいるので今後社内ネットワーク構築に注力すべきか。

最後は松下幸之助。日本式経営と哲学を創出した人。
そういえば小さい頃必ず近所にパナソニックの販売店があったのを思い出す。
晩年は90歳を過ぎてもなお日本改革に向けたメッセージを発しつづけたそうだ。
本当の意味で「上」に立つ人は本当にバイタリティーがすごい。
昔かわいがって頂いたある大企業の幹部だった方などは当時25・6だった自分よりも元気で、引退されていたので65歳は過ぎていたかと思うが、夜飲んだ後「焼肉食べに行こう」と連れて行って頂いたのをよく覚えている。

また松下幸之助が英雄になり得た1つの理由として、国民にとって電気製品を身近なものにしたという点があるだろう。
この本を貸してくれた人がよく「上に立つ人は大勢の幸せを心から願って行動している」と言うことがある。
確かにその通りだと思う。
その点を考えると自分は漠然とみんなが幸せになればいいと思うが、その為の行動は起こせていない。
別に上に立つことを目標としているわけではないが。
では、何を目標としているのだろう? そこが一番の問題であるような気がする。

実は松下幸之助に関する書物は読んだことがないので、一度読んでみようと思う。
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