うらおもて人生録  (色川武大著) [自己啓発]

落ち込んで元気がなかった時に会社の先輩が貸してくれた。
その人は仕事もすごく出来、尊敬してるのでどんな本だろう?と期待していたのだが、最初読み始めたときには正直「あ、これは合わないかも」と思った。
と、言うのも「劣等生対象」みたいな内容で、今までそういったたぐいの本は書店で見かけても全く興味を持てなかった。どちらかと言うと優等生側で生きてきたし。
逆にジャック・ウェルチとかビル・ゲイツとかは興味を持って読んでた。
ただ、せっかく借りたものなのでとりあえず読んでみよう、と。。。。

目が覚めた。
そのことで悩んでたのではないが、仕事で自分が何か足りないと思っていたことがそこにあった。
色川氏は若い頃ばくち打ちなので
>>曰く、人生は9勝6敗くらいになっている。全勝はありえない。その6敗の時にいかに掛け金を少なくし、9勝の時に大きく賭けるか。<<

確かに常に勝つことを考えていたけど、100%勝っているわけではない。 ただ負けをあまり認めてないかも、と思ったところ
>>曰く、負けっぷりが大事。ケガのないように負けて負けをオープンに宣言する。出来ればユーモアを交えて。しかも相手のいないところで。つまり相手を持ち上げる。<<

それは完全に出来ていない。プライドが邪魔してるかも。つまりそういうことをしていないので積み重ねた点数がない。

>>会社という組織では正しいことでもそれが通るとは限らない。従ってどんなに正しいことでも人を説得する場合、相手に点をやることが大事。<<

そう。会社なんてよっぽどの極少数の一流(規模でなく)でない限り、そういったつまらないレベルで組織されている。それは最近つくづく思っていたこと。ただ、正攻法でだめならいいや、って思いがあった。でも、正攻法で行けるところには限度があるんだよね。 で、しょせんその程度って考えると、敵(ってわけではないけど)に花を持たせるってことも社会では大事なことなのかもしれない。 大事を成すのに小事にこだわるべきではない、ということか。 やっぱり露骨なおべんちゃらとかは出来ないけど、自分が損するわけでなかったら相手に花を持たせることは別になんともないことなのかもしれない。

>>負けが続くときは自ら2軍に。楽に勝って勝ち癖をつける<<

「勝ち癖」というところは自分でも意識してきた。プラスのスパイラルって言い方をしてたけど。
ただ、自ら2軍にというところは今まで考えていなかった。 ここが劣等生の強みってやつか。

>>弱点には3つある。始末しなければならない弱点。始末をつけやすい弱点。始末するよりも別の点でカバーした方がよい弱点。<<
>>一病息災という言葉があるように、決定的な弱点でなければそれを生かす方がうまくいく<<

ここに関しては言ってることはわかる。ただ、自分のどの部分がどれに当たるか、というのはまだわからない。
これは今後の課題。

この前インタビュー対策で自分の強み・弱点を考えてたとき、強みはすぐに浮かんだが、弱点は1日考えて浮かばなかった俺って、多分どこか間違ってるんだろうな。。。。反省。

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